森の木々が葉を落とし始めるころ、一際目を惹くのは鮮やかな色の木の実です。 春から秋にかけて、たくさんみられた昆虫は冬になるとひっそりと姿を消してしまうため、冬の木の実は鳥たちにとって貴重な栄養源となり ……
自然といきもの
けいはんな記念公園のスタッフが交代で書いています。
更新は週1回。自然や生き物のほか、公園の裏話や歴史・風土の記事が読めることも。お気に入りの記事を探してみてください。こちらで動画もご覧いただけます。(投稿のtopページはこちらから)
レンゲの咲く田んぼ
端午の節句を控え、公園にこいのぼりが泳ぐ頃、田んぼのレンゲ畑は見頃を迎えます。 お米をつくる田んぼがレンゲ畑になっているのでしょうか? それは、かつてはレンゲが作物を育てるための肥料として利用されてい ……
冬に咲く花はだれのもの?
寒さの厳しい冬になると、多くの木々が葉を落とし、色鮮やかな花々もすっかり少なくなってしまいます。 そんな中で、一際目を惹く身近な花といえば、ツバキやサザンカではないでしょうか? 今回は冬に見頃を迎える ……
昆虫採集にでかけよう ~捕虫網と捕まえ方のコツ~
梅雨の時期は雨が多く外出を控えがちですが、6月から7月にかけては1年のうちで昆虫採集に適した時期のひとつです。 昆虫採集というと夏休みのイメージが強いですが、実は夏休み真っ只中の8月は暑すぎるので、昆 ……
冬から春へ向かう
この季節、園路周辺にある植物・生きものに自然と目が行きます。越冬中の虫たちや春に向けた準備をする植物たちです。年間を通じてご来園の方は「これは秋に実が成っていた」「春に花が咲いていた」「 ……
水景園の見どころ【2022.12.7大雪】(更新日12/17)
二十四節気「大雪」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。 ——————————————–2022.12.7大雪(更新日12/17) 12月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなり ……
イネの花とそっくりさんたち
お盆が明けた頃、田んぼのイネが穂を出しはじめます。 穂には花が咲くのですが、開花している時間は天気の良い日の午前中のたった2-3時間だけです。 一般的な「お花」のイメージとは少し異なる目立たない花なの ……
立夏 ~田植えの準備と生き物たち~
5月になると暦の上では夏がはじまります。 この頃は、古くから日本の季節の区切りとされている二十四節気の立夏(りっか)にあたります。 二十四節気の多くはその時期の気候や生き物の様子を反映しており、立夏で ……
春の儚いものたち~スプリング・エフェメラル~
春がやってくると、里山はさみしげな朽葉色から一斉に色鮮やかな景色へと移り変わります。 春を感じさせる生き物としてはギフチョウやカタクリ、セツブンソウなどが有名で、これらは早春の一時だけ巡り合える「春の ……
水景園のみどころ【2022.1.20大寒】
二十四節「冬至」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。 ——————————————–2022.1.20 大寒 一年で最も寒い時期がやって来ました。公園でも、早朝に霜が降り ……
とある昔話
モミジの季節が終わり、山の黄葉もすすんで多くの木々が葉を落とす時期になってきました。徐々に寒々しい景色へと移っていきます。 さみしい心持にはなりますが、凛とした冬の景色もそれはそれでよいものです。 & ……
紅葉の主役、「モミジ」の秘密
秋が深まると、紅葉谷は赤や黄色など色鮮やかに紅葉します。 その多くはモミジで、約150種からなるカエデ科として知られていました。現在では、モミジを含むカエデ科はなくなり、ムクロジ科というグループに含め ……
【動画】リースにつかわれる植物の作戦!
毎年公園では、クリスマスリースをつくるワークショップを開催しています(今年度の申込受付は終了しております)。 リースにはいろいろな植物の葉や実がつかわれます。それぞれさまざまな色や形をしていますが、そ ……
ドングリの楽しみ方
今年もドングリの季節がやってきました。 実を落とすコナラの木もちらほらと、早くも秋の訪れを感じます。 ……
日本人と秋の鳴く虫
夏の暑さも少し和らぎ、秋が近づいてくるとあちこちで虫の音が聞こえ始めます。 童謡「虫のこえ」に代表されるように、日本人にとって秋の鳴く虫たちは季節を感じる身近なものと言えるでしょう。しかし、世界中のほ ……
身近な自然 ~昆虫への想い~
今月、公園では虫にちなんだイベントが開催されています。 「ムシムシ写真展」では、撮影者(=わたし)とは別のスタッフが、これまで公園のSNSに掲載した昆虫の写真からいくつかを選定 ……
田んぼに水が入ったら・・・
6月上旬、公園の田んぼは田植えの時期を迎えます。田植えの1週間ほど前から水が張られます。田んぼに水が入った途端、そこはたくさんの小さな生き物たちであふれ、どこからやってきたのかと驚かされることもしばし ……
玄鳥至る~つばめきたる~
4月になると、公園はすっかり春の景色に移り変わります。 この頃になると、永谷池を賑わせていたカモなどの冬鳥はめっきりを数を減らし、代わりに夏鳥たちがやってきます。 夏鳥の中でも身近な鳥は、東南アジアか ……
早春を彩るウメ
2月も中頃になると、公園ではウメが見頃を迎えます。ウメの開花は「梅一輪 一輪ほどの 温かさ」の俳句に詠まれるように、一輪また一輪と日を追うごとに咲き増してゆきます。 日本人とウメの歴史は古く、奈良時代 ……
ふゆのむしにあいたくて
12月になると気温も下がり、秋の間にぎやかにしていた虫の姿は消えてしまったようにも感じます。 しかし、虫たちは様々な姿で冬を乗り越えていたり、冬の寒さに負けずたくましく生きているのです。 「虫の冬越し ……