二十四節気「大暑」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

2020.7.22 「大暑」 

★一番暑い季節

「大暑」の名のとおり、一年で一番暑い時期に入りました。全体的なお花の数は少なくなるのですが、この時期ならではのものも沢山あります。
写真は水景棚のスイレン。花色は白とピンクが植わっていますが、その時々で色の配分が変わります。初期は白が多く、後半ピンクも咲きだします。夏は水辺のお花が映えますね。

★田の畔豆(あぜまめ)

田んぼの畔に、規則正しく植わっている植物はエダマメです。
根張りによって畦を強くする目的のほか、マメ科植物は根で栄養素のひとつ・窒素を固定する特徴があり、養分管理上の役割も果たしています。
ちなみに、ここで育った黒豆は、毎年年末頃に窓口で販売しています。今年のお正月はぜひどうぞ😊

★ナツズイセンとキツネノカミソリ

ヒガンバナの仲間には、夏に咲く種類がいくつかあります。公園にあるのは、ピンク色のナツズイセン(左)とオレンジ色のキツネノカミソリです(撮影日7/20)。
果樹園に何株かあり、特にナツズイセンは池に回り込む道沿いに咲いているので、目に留まりやすいかもしれません。花期はそれほど長くないのと、数があまりありませんので、見られた方はラッキーです。

★カワラナデシコ

秋の七草で、「大和撫子」に例えられるのもこの種類です。夏~秋にかけて可憐なピンク色の花を咲かせます。遠目からみても目立つお花と思います。日本の野の花を代表する種類のひとつで、里棚田~紅葉谷の各所で見ていただけます。

★ムラサキシキブの仲間


この季節、花から実への変化を楽しめます。左(上)から、芽ぶきの森のムラサキシキブ、紅葉谷や水景棚にあるコムラサキ(花・実)、最後は紅葉谷のコシロシキブです。紫実の種類は、枝にも紫の色素が入るのが見えます。
お庭に使われるコムラサキはコンパクトですが、芽ぶきの森にもあるムラサキシキブは、樹高3mほどにもなります。秋に実が色づくのが楽しみですね。

その他、キキョウやナンバンギセル、シュウカイドウやハギなど少し秋を思わせるような花々も咲いて来ています。次の二十四節気は「立秋」。まだまだ暑いさなかですが、暦の上では秋の足音も少しづつ近づいています。

★マップ内に落としこみました★

昼間は熱中症に十分に注意して、季節の花々を楽しみにいらしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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