今年、公園のスタッフに新しく仲間入りした、イシガメのあかちゃん。永谷池で生まれてビジターセンターに住んでいます。
年齢は…ひみつ(不明)です。性別は女の子。とても元気で活発な子なのですが、何度か水槽から脱走して、公園スタッフを困らせています。
イシガメについて
本当の名前はニホンイシガメといいます。ちいさいときにはおしりのほうの甲羅がギザギザしているのが特徴です。
けいはんな記念公園には、他にも、クサガメとミシシッピアカミミガメがいますが、日本で昔から生きていたのはニホンイシガメだけなのです。
もしも、クサガメ・ミシシッピアカミミガメとニホンイシガメを比べてみる機会があれば、
ぜひとも注目してほしいのは、“顔立ち”と“甲羅の色”です。
イシガメは他のカメと比べて、とっても端整な顔立ちをしています。目も黒くてまん丸。とってもイケメンなのです(※スタッフの個人的な意見です)。
またカメの甲羅と言えば緑色を思い浮かべる人も多いと思いますが、イシガメは黄色っぽい色をしています。
公園のイシガメちゃんは甲羅に藻がついて緑っぽいですが…。
陸を歩くカメ、そのわけは…
5月~7月、陸上でカメを見つけることがあります。公園でも森や日本庭園、芝生広場をのそのそと歩いている姿を見かけます。
カメが歩いている理由、それは卵を産むためです。
ウミガメが砂浜で産卵しているシーンは有名ですが、池や沼にいるカメも土の中に卵を産んで埋めます。
しかし、あかちゃんが無事に生まれてくるまでには大変な道のりで、カラスやタヌキなどに食べられてしまうことも多いとか…。
公園でカメを見つけたら…
カメが陸を歩いているとついつい水辺に連れて行きたくなります。
公園でもよく「カメが広場にいる!」「乾いて死んじゃうのでは?」という心配の声が聞こえます。
でもご安心ください。池や沼に住んでいるカメは泳ぐだけでなく歩くのも得意。なので自分で歩いて水に戻っていきます。
もしも公園でカメが歩いているのを見つけたら、「産卵お疲れ様…」という心で優しく見守ってあげてください。