<ヒメオドリコソウ>

●花時期:4~5月
●草丈:10~25㎝
淡い紫色で,小さい唇のような形の小花を葉の間から咲かせます。ヒメオドリコソウはヨーロッパからやってきた種類で、元々日本にあったオドリコソウより少し小ぶりの花で、よく似ていたことでこの名前が付きました。
道端や畑、堤防などでみられる草で、シソ科の仲間で葉は小さくてもシソの形に似ています。遠目には小さな唇状の花より、薄赤紫の上部の葉が花のように目立つことが多いかもしれません。比較的群生していることが多いので見つけやすい植物です。

 

 

<オオイヌノフグリ>

●花時期:2~5月
●草丈:低い(10~20㎝の低いものが横に増える)
日当たりの良いところならどこにでも生えている、と言われ、群生することが多い青くてかわいい花。寒さに強く立春から地面を覆うようにどんどん花が広がります。
ヨーロッパ原産の外来種で、日本のイヌノフグリより大きい、ということでこの名前が付きました。可憐で青く丸い花から「青い瞳」や「瑠璃唐草」という別名もあるとか。
草丈は低めで、花もひとつずつは1㎝に満たない小さいものですが、かたまって咲いているとなかなか美しい光景です。青の色あいには深い瑠璃色から淡い空色と幅があるので、違う場所で見つけたら比べてみてください。

 

 

<ネジキ>

●花時期:5~6月
●樹高:5~6m
丘陵から山地にかけてのやや乾燥した、日当たりの良いところを好む落葉樹です。樹皮に入る縦皺が、成長に伴って捩れることからネジキといいます。ねじれ具合は個体差が大きく、ねじれる方向も決まっていません。そして根元のほうがよりねじれが強い傾向があります。花は1㎝ほどで、アセビやシャシャンボに似ていますが葉陰にかくれて見つけにくい場合があります。まっすぐ一列に小さな壺をぶら下げたように並ぶ愛らしい花です。
新枝が美しい赤味があることに由来して別名 アカギ、アカメ、などとも呼ばれます。

 

<カタバミ>

●花時期:4月~夏
●草丈:低い(~15センチくらいで横へ広がる)
一見クローバーのような葉のカタバミの名前は、3枚の小葉の一部がへこんで欠けているから(片喰)という説や、片葉が3枚だから(片葉三)、夜に葉が閉じて、半分になったように見えるからと諸説あります。葉が夜に閉じるのは、水分の蒸発を防ぐためと考えられています。繁殖力が非常に強く、根絶するのが難しい植物だとされていて、地下に肥大した塊根(かいこん)があって、そこから太くて長い根を伸ばしています。引き抜いても柔らかい地上部がすぐにちぎれてしまい、根ごと掘り取るのは難しく、すぐに再生してしまいます。根絶が難しいということから、江戸時代にはその意匠は「片喰(かたばみ)紋」として人気を博し、五大家紋の一つになりました。
花は長いものは夏終わり頃まで見られます。黄色の花を持つカタバミだけでも1種類だけではなく、他の花の色も含めるとかなりの種類があります。薄ピンク色のムラサキカタバミは道端などで比較的よく見かける種類かもしれません。

参考/ムラサキカタバミ

 

 <キュウリグサ>

●花時期:3~5月
●草丈20~30㎝
茎や葉を揉むと胡瓜(キュウリ)に似た匂いがするからキュウリグサ。 若い茎や葉は山菜料理にも使えるそうです。 別名を田平子(タビラコ)ともい言いますが、春の七草に出てくるキク科の小鬼田平子(コオニタビラコ)とは別物です。
  かわいいお花は直径2㎜くらいの水色をした極小で、花の中心は黄色くなっています。群生していることが多く、道端や畑など割とどこにでも見つけることができます。花の形状は近い仲間のワスレナグサに似ていますが、キュウリグサのほうがずっと小さく可憐な印象です。

 

 

<ミツバツチグリ>

●花時期:4~5月
●草丈:低い(上ではなく横に広がる)

日当たりのよい草地や道ばたでみられ、地中には太く短い根茎があり、全体に短い毛がはえます。「三葉土栗」と書き、食べるミツバに似た葉と根茎の形がツチグリ(きのこの一種)と似ていることからこの名前が付いたようです。

5㎜前後の黄色い花は比較的集まって咲き、大きさや姿はヘビイチゴの花に似ていて、同じ「キジムシロ属」という仲間です。花の中心を見るとヘビイチゴの仲間にはすでに苺になる部分がはっきり分かりますが、ミツバツチグリには見られません。また萼*(がく)や茎葉の付き方も違うので比べてみましょう。
(*がく:花をカバーするように花びらの一番外側に付いている緑の部分)