二十四節気「大暑」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

—————————————————–(2023.7.23更新)

大いに暑いと書いて「大暑」…文字を見るからに暑い節気ですが、梅雨が明け、実際に一年のうちで最も暑い時期になりました。年々暑さは増すばかりで無理は禁物なのですが、屋外施設である公園も、時間を選ぶと涼しい景色に出会えます。

朝いちばん、紅葉谷の潅水を終えた直後の風景。景観部のスタッフは、夏期は早朝出勤して潅水しています。開園直後はその名残のなか。瑞々しい苔や緑に癒されます。

 

 

 

 

 

 

 

お近くの方は特に、朝夕を選んで来られる方も多いように思います。暑さで室内にこもりがちですが、時間を選んで是非、散策にお越しください。

★夏の楽しみ

お花の少ない時期ではありますが、この季節ならではの見どころを紹介いたします。

●ハス

この季節にお問い合わせの多い植物です。例年、7月上~中旬に咲き始めます(年によって変動あり)。水景棚の4つの枡の中に、いくつかの品種が植わっています。日によって咲く本数も花色(ピンクと白)も、花の大きさも違います。一期一会の出会いをお楽しみください。8月中旬頃までが見頃です。

●クサギ

こちらも夏の花。芽ぶきの森のリョウブの谷に多く、名残のリョウブと共に森を白く染めていました。両方とも虫が蜜を集めにやって来ており、クサギには主に大型のチョウが来ているのがよく観察されます。8月が主な花期ですが、今年は少し早めのように思います。

●ヤマグリ

青い実が付き始めています。この時期、巨石群を歩いていると、青い栗が落ちているのに気が付く事も。コロコロとした形は可愛らしいのですが、触ると痛いのでお気を付けて…

●夏のタマムシ

夏休み、虫捕りをしたい子供さんも多い時期ですが、実は真夏は暑すぎて、初夏に比べて捕れる虫の種類は少なくなります。そんな時期でも森で比較的出会いやすいのがこのタマムシ。お昼を過ぎた13時~15時頃をピークに、好物のエノキの木に集まって来ます。山棚田にはエノキの木があり、この時期から8月にかけてタマムシが飛んで来る姿を肉眼でも確認できます。


羽の色はまさに「玉虫色」で美しく、スタッフにも人気のある昆虫です。

暑い時期ではありますが、この時期ならではの生きものたちも息づいています。朝夕など涼しい時間帯を選び、是非おいでください。

 


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