二十四節気「立冬」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。
——————————————–2022.11.13立冬
紅葉が進み、紅葉谷が日に日に鮮やかさを増すなか、二十四節気では冬の始まり「立冬」がやってきました。朝晩は、暖房に手を伸ばしたくなる日もあるのではないでしょうか。公園では紅葉谷でライトアップも始まり、11月27日までの週末(金土日祝)は、夜間開園も始まっています。夜の散策時は、暖かくしておいでください。
★モミジの具合
10月末に「色づき始め」のご案内を始め、11月1週目から「色づき3分」、11月11日に「見頃」に変わりました。橋の上と橋の下では樹木の見える部分が違うため、色付きの印象も異なります。毎年、どこを「見ごろ」とするか悩ましいのですが、紅葉谷を歩いた全体の印象を考慮しています。
例年、見頃は11月中旬。鮮やかな昼も、幻想的な夜も、そして意外に雨の日も鮮やかさが増しておすすめです。どのタイミングでもお楽しみいただけるよう、スタッフ一同お待ちしております。
★冬鳥の到来
今年も永谷池にカモたちがやって来ました。10月20日頃から飛来しはじめ、今は40~50羽程度が定着しています。冬は植物たちが葉を落とし、冬鳥を観察しやすくなる季節。水鳥を中心に、この時期しか見られない種類の鳥たちがやってきます。森の散策の際は是非、冬鳥たちにもご注目ください。
★季節のお花たち
この時期に見られる、晩秋にかけて咲くお花たちを紹介します。
●ツワブキ
11月、公園で見られるお花といえば真っ先にこの種類が浮かびます。有料区域、無料区域(主に竹林)ともに生えており、黄色い鮮やかな花を咲かせています。巨石群では石や階段の隙間から顔を覗かせ、一歩一歩、歩みを進めるごと楽しませてくれます。
フキの仲間でその葉もよく似ていますが、実際に食べることも出来ます。山菜として、春の新芽や茎をあく抜きして常食する地域もあるようです。
●コウヤボウキ
日本庭園を彩るツワブキに対し、こちらは芽ぶきの森を彩る淡ピンク色の小花です。おおよそツワブキと同時期に咲き、冬の始めまで花を楽しませてくれます。花の後は、ふわふわした綿毛をまとい、冬の姿もまた可愛らしいものです。
●フユザクラ
毎年、モミジの色付きと共に花を咲かせるサクラの一種。秋と春の2回咲きますが、この時期はモミジの紅葉と一緒に楽しんでいただけます。紅葉谷の一番奥に木がありますので、紅葉散策の際、是非一緒にチェックしてみてください。
紅葉の具合、そしてこの時期のお花たちを紹介しました。京都市内よりひと足早く、紅葉はこれからがピークの週になります。お誘いあわせのうえ、是非お越しください。