二十四節気「雨水」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。
——————————————–2022.2.19 雨水
前回の立春が、春の始まりでした。今回の節気「雨水」は、雪や氷が解け、春の兆しがより感じられる節気です。まだまだ寒い頃合いですが、少しずつ、でも確実に春は近付いています。
公園のウメも、この頃に見頃を迎えます。まだ蕾が固い木もありますが、紅梅を中心に見頃となっています(ウメの情報については、お知らせ欄「梅情報」を随時更新していますのでご覧ください)。特に、この谷あいの梅林には紅白とりまぜて30本程度の木が固まっており、散策コースとしてもおすすめです。
★池掃除おわりました
2月上旬~中旬にかけ、毎年池掃除を実施しています。今年も無事、お掃除が終わり池の水が戻りました。地下水を入れるのですが、入れたての状態はかなり透明度が高く、鯉や亀が泳いでいるのが橋の上からも目視できます。冬ならではの、澄んだ水の状態を楽しみにいらしてください。
錦鯉の色も、より一層鮮やかに見えます。
★ひな人形の展示
2月上旬から、観月楼の地階に雛人形の段飾りを設置しています。こちらも毎年恒例の風景です。
日本の文化に触れていただくことは公園のテーマの一つでもあり、節句(公園では人日(七草)、節分、上巳(桃)、端午、七夕の5日間)には毎年、イベントを開催しています。桃の節句に関しては、今年は2/27(日)に、ひなあられのふるまい(中学生以下先着100名)と折り紙あそびを実施します。お子様連れの方は是非遊びにお越しください。
雛飾りですが、内裏雛の並べ方に2通りあるのはご存じでしょうか。
公園は、向かって右側が男雛、左側が女雛の京都式の飾り方です。これは、平安時代の帝と妃の位置を模していると言われており、関東では逆になるそうです。一番上の内裏雛から順に、三人官女、五人囃子、随身、仕丁と揃い、横には解説も掲示しています。華やかで繊細な人形とお嫁入りの道具たち、フォトスポットとしてもご活用ください。
また、当日は同じ観月楼で、ワンコインで楽しめる煎茶のお茶席も開催されます。5通りの飲み比べをしていただけるので、こちらも是非ご参加ください(1日5回/各回先着6名当日受付)。
★ツバキ
水景園は、入り口近くにサザンカの大きな生垣があり、公園ではどちらかというとそちらの方が目立っているかもしれません。公園のツバキは、入口の手水鉢脇や、竹林付近などにポイント的に植えられています。ツバキは花びらが散らず、首から落ちるのがサザンカとの違いです。また、花の時期もサザンカの方が少し早いです。ツバキは冬の花のイメージもありますが、春にかけて咲き続けます。
こちらは竹林東屋のツバキ。暗赤色の花びらがシックな印象です。
ツバキは花色、花形ともにバリエーション豊富です。色は赤、ピンク、白の系統が多いですが、黄色い花の咲く品種もあります。西洋でも好まれ華やかに品種改良されましたが、日本の山野やお庭で見る風情には、どこかしっくりくるものがありますね。
春待ち遠しいこの季節。寒さはまだ続きますが、春を感じる季節行事も開催します。是非遊びにお越しください。