二十四節気「春分」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

——————————————–2022.3.20 春分

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、この節句を期に本格的に春めいて来ます。桜も例年、この時期が見頃です。3月27日現在、広場の桜も「咲きはじめ」のご案内になりました。色々な花が咲きそろい「百花繚乱」となる季節を是非、楽しんでください。

★木の花たち
早春を彩る花木たちが咲いています。今見ていただけるものをご紹介します。

●コバノミツバツツジ(山棚田~芽ぶきの森)
濃ピンクの花がが枝いっぱいに咲き、目を惹くツツジの仲間です。芽ぶきの森に多い木で、一面のピンクは遠くからでも見つけられます。ツツジ類はこの他にモチツツジも多いのですが、こちらは淡ピンクの花色で、ゴールデンウィーク頃が見頃となります。

●サンシュユ(紅葉谷)
紅葉谷に木があり、この時期に黄色い粒状の花を咲かせます。葉が出る前に花が咲く種類で、枝一面の黄色が春らしい印象です。ロウバイやマンサクに続き咲き、いち早く春の訪れを教えてくれる種類のひとつです。

 
●クサボケ(紅葉谷)
木本ですが背丈は低く、枝が横に広がって伸びます。花は鮮やかな朱色が主ですが、白やピンクの花が咲く種類もあります。この時期、紅葉谷で足元を鮮やかに彩ってくれています。


●アンズ
果樹園に植わっている種類のひとつ。甘酸っぱい果実でおなじみですが、淡ピンクの花びらに紅色の「がく」で、その愛らしい花も目に留まります。


●スモモ
同じく果樹園に植わっています。アンズと似ていますが、こちらは白い花弁で、アンズと比べるとやや小ぶりです。アンズに少し遅れて咲きます。

●ヒュウガミズキ(巨石群)

巨石群や谷あいで見られます。小さな淡黄色の花が垂れ下がるように咲きます。より大ぶりで大きな花の種類もあり、そちらは「トサミズキ」です。

その他、駆け足ではありますが、今が見頃の花木たちをご紹介しました。気温上がり、刻一刻と見える景色や生き物が変わってくるのもこの頃です。水景園入口横に、今の季節のお花を紹介した掲示板をご用意しています。お見えの際は、こちらも是非ご活用ください。


< 過去の記事 公園よろず手帖 トップ 新しい記事 >