二十四節「小雪」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

——————————————–2021.11.22小雪

秋も深まり、紅葉谷のモミジは葉を落とす木も多くなりました。紅葉谷のライトアップも、11/28(日)が最終日。これからは、芽ぶきの森の紅葉の季節です。コナラの木が黄色く染まる様子は、近景でも遠景でも美しいものです。秋の最後の彩りを、是非お楽しみください。

★季節のお花たち

○サザンカ
水景園の入り口近くで生垣になっているのはこのサザンカ。ツバキの花とよく似ていますが、ツバキは冬~春にかけて咲き、サザンカは秋の遅くから咲き始めます。11月時点で咲いているのはほとんどサザンカ。また、散る時に花びらがばらばらになっているのも特徴のひとつです(ツバキは花ごと落ちます)。

○リンドウ
秋に咲くブルーの花が美しい、日本人にはおなじみの秋咲きの多年草。実は公園にも自生があります(近年は、自生が少なくなってきています)。
里棚田の池の端で、草刈りを免れて生き残っていたようです。蕾が次々に咲き、愛らしい顔を覗かせてくれています。(岸の端に生えているので、近寄る際はご注意ください)

★冬鳥の飛来
11月に入ると、公園に冬鳥が飛来します。特に、永谷池にはカモたちがたくさんやって来ます。多いのはマガモですが、コガモやカルガモ等、他のカモ類が混じることもあります。紅葉に替わり、冬の公園をにぎやかに彩ってくれる冬鳥たち。今日は、その中からいくつかの種類をご紹介します。

 

★マガモ

年によって数の増減はありますが、毎年約50~60羽がやってきます。カモは警戒心が強く、近くで見るのはなかなか難しいですが、数が多いので目にする機会は多いと思います。オスとメスとで色の違いがはっきりしているので、見分けやすい種類です。

★カルガモ

水鳥で圧倒的に多いのはマガモですが、その次に見つけやすいのがこのカルガモ。厳密には冬鳥ではなく、一年中いる留鳥でもありますが、マガモに混じって浮いていることもあります。オスとメスとでほぼ色の差がないので、「つがい」でいるとわかりやすいかもしれません。

★ジョウビタキ
こちらは、水鳥から離れた種類。公園でよくみられる冬鳥の一種で、オスは鮮やかなオレンジ色をしています。スズメより少し大きいくらいのサイズで、近くで見られることもあります。(写真は2m程度の距離で撮影したものです)。メスは茶色くて目立たない羽色です。

本日11/22現在、公園で確認できた冬鳥です。まだまだ色んな種類がやって来ますので、これからの季節をお楽しみに😊


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