二十四節「秋分」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

——————————————–2021.10.23 霜降

朝晩は冷え込み、秋を通り越して冬のような気候の日も出てきました。急な冷え込みで、調子の狂った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただし、この寒さは落葉樹の葉を鮮やかに彩る要因のひとつ。紅葉谷の紅葉も、そろそろ見頃を迎えます。11/3(水・祝)には無料開放日も設けていますので、今年の紅葉を愛でに遊びにいらしてくださいね。

★紅葉の様子

日当たりの良い水景棚は、かなり色付いています。紅葉谷は、橋から見下ろすとかなり色が付いていますが、下からだとまだグラデーションが楽しめる時期です(写真は10/30,31)。

真っ赤なモミジを楽しむのなら11月中旬。ただし、先に色づいた葉は落ちる時期なので、ボリュームやグラデーションを楽しみたい方は、11月上旬がおすすめです。

観月楼デッキのカツラは葉が落ちて、周囲にカラメルのような甘い匂いを放っています。

また、芽ぶきの森のコナラが黄色く色付くのは、例年12月に入ってから。この先まだまだ1ケ月ほど続く、秋色の変化をお楽しみくださいね。

★ツワブキ
寒さが強くなると、お花の数は少なくなりますが、今が見頃なのがこのツワブキ。無料区域の谷あいや、紅葉谷にたくさんの株があります。

普段は常緑の丸い葉っぱをつけているのですが(それも存在感がありますが)、この時期は、それに加えて華やかな黄色いお花で目を楽しませてくれます。苔の緑とのコントラストも美しいですね。園芸種には、葉に斑の入ったものも各種あります。常緑で冬でも枯れないため、庭や鉢植えで重宝される植物です。

★フユザクラ
この時期に咲くサクラの一種。紅葉谷の奥にあり、紅葉と桜が一緒に見られるポイントになっています。赤や黄色の多い秋の色合いのなかで、淡いピンク色ははっと目を惹きます。

フユザクラは2回咲き。花芽の秋~初冬の花期のあと、春先にも咲きます。秋は葉が出ませんが、春に咲くときは一緒に葉が出て、花のサイズも少し大きくなります。1年に2度楽しめる、お得な(?)サクラ。お近くの方は是非、秋咲きと春咲きの花の様子を見比べてみてください。

★ホオノキの葉
この季節に、紅葉谷の足元にたくさん落ちている大きな葉…ホオノキの葉です。手のひらより大きいかも?というようなビックサイズ!

その大きさから、朴葉味噌や朴葉寿司、朴の木だんごなど、食周りでも用いられてきました。中部地方では朴葉を使うお料理が多く(前述のものもそうです)、庭先に植えられているのをよく目にしました。加工しやすいため、材も下駄の歯や刀の鞘などに用いられてきたようです。人の近くにいた樹木のひとつなのでしょうね。

樹高は15~30mになり、かなり存在感のある木です。紅葉谷や巨石群にありますので、落ち葉を見つけたら上を見上げてその存在感を感じてみてくださいね。

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今回は、紅葉谷や紅葉情報を中心に、見頃情報をお届けしました。

これから11/3(水・祝)~11/28(日)の期間で、ライトアップも始まります。期間中の金・土・日・祝日は、21時まで開園しています(最終入園は20:30、駐車場は21:30閉門)。市内より少し早めが見ごろのけいはんな記念公園。夜の幻想的な表情も、是非楽しみにいらしてみてくださいね。


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