二十四節気「寒露」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

2020.10.08   

★紅葉のはじまり
寒露とは、露が冷たく感じられる時期のこと。言葉どおり、肌寒さを感じることも増えてきました。モミジの紅葉はまだ少し先ですが、観月楼前のデッキでは、カツラの紅葉が始まっています。


カツラの落ち葉は甘く香ばしい香りで、慣れた人なら周囲を歩くだけで「カツラがある」とわかります。この香りの正体はマルトールという成分。マルトールは、緑葉の間は別の形で存在しており、紅葉によりマルトールに変化します。ですので、緑の期間はあまり香りません。落ち葉を見つけたら、その香りも楽しんでみてください。

★シュウメイギク(観月楼デッキ)
この時期、観月楼デッキでひときわ目につくお花です。「キク」と付きますが実際にはキクの仲間ではなく、アネモネなどの仲間です(キンポウゲ科)。花びらに見える部分は実は「がく」で、花弁は退化していてありません。お花は華やかですが、茎がほそく動きがあり、風に揺れるさまには日本的な風情があります。蕾が次々咲いてくるため、しばらく楽しんでいただけます。

★ダンチクとススキ(ビジターセンター~果樹園)

ビジターセンターから果樹園に向かう場所に、大ぶりのグラス(草)類があります。双方ともイネ科の「穂」を楽しむ植物で、秋らしさの演出に一役かってくれています。上がダンチク、下がススキ。ススキはこれから穂が開きます。

お花のような華やかさはありませんが、こちらも風との相性が良い「秋」を感じさせる植物たちです。

★どんぐりラリー開催!
10/11(日)~11/1(日)の期間、水景園を一周する「どんぐりラリー」を開催します。

対象はお子様(幼稚園~小学生くらい)で、ご参加のお子様にはもれなく記念品を差し上げます(※問題・記念品ともに子どもさん向けのものになります)。どんぐりにまつわる問題を解いて、どんぐり博士を目指しましょう!記念品では、水景園で拾えるどんぐりを解説した「どんぐり図鑑」ももらえます。

水景園で拾えるどんぐりの代表格、「コナラ」

レアな「ナラガシワ」

公園で拾えるどんぐりは6種類。6種が気になる方は、ラリーに参加してどんぐり図鑑をゲットしてくださいね!


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