二十四節気「大雪」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

2020.12.7「大雪」——————————————-

★冬きたる
「大雪」と書いて「たいせつ」。本格的な冬の到来を思わせる節気です。けいはんな地区、雪が降ることはめったにありませんが、朝晩は時々霜が降り、冬らしい景色が見られるようになってきました。

今週は暖かいようですが、来週からはぐっと冷え込むようです。寒さ対策をしてお越しください。

★冬のサクラ
紅葉谷の奥に、フユザクラがあります。紅葉の時期に咲き始め、これを目当てに来られるお客様もいらっしゃいます。

晩秋と春先、2回咲くのが特徴で(現在は終盤)、花の少ない時期に咲く姿にはインパクトがあります。紅葉をバックに撮影もできますので、来年の紅葉時期は是非、こちらのサクラにもご注目ください。

★狂い咲き…?
芽ぶきの森内、ツツジの仲間が多いのですが、この時期に花を見ることがあります。今回のチェックでも、2種類を確認しました(モチツツジとコバノミツバツツジ)。

他の山内でも、このように秋や冬に咲くツツジをしばしば目撃します。本来、春から初夏にかけて咲くものですが、比較的、狂い咲きをしやすい種類のように思います。この時期、森内でピンク色の花を見たら、それはツツジかもしれません。

★マユミの実
山棚田で確認できるこちらの実は、マユミです。

風鈴のような、垂れ下がった形が特徴的。ピンク色の果実の中から、あざやかな赤い種子が現れるのも面白いです。枝がよくしなるのでここから弓を作ったといわれており、万葉集にも登場するくらい、古来から身近な樹木のひとつです。

★工事について
森の園路工事が始まっています。12/10(木)現在、観月楼奥からハンゲショウの湿地まではお通りいただけません。

ハンゲショウの湿地近くのフェンスです。完全封鎖されており通行できません。また、追っておおきの谷~ハンゲショウの湿地間も通行止めとなります。


今年中を予定しており、こちら側も開始すると、森の大半にお入りいただけなくなります。園路の舗装や柵の補修で、春までかかる大規模な工事です。
野鳥観察などがしにくくなり恐縮ですが、森や鳥たちの様子は、山棚田~おおきの谷間で楽しんでいただければと思います。工事についてご不明な点は、管理事務所までお問い合わせください。


山棚田過ぎの園路から撮影したマガモ(木立の間から姿が確認できることがあります)。

 


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