二十四節気「秋分」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。
2020.9.22
★秋の到来
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、暑さが落ち着き過ごしやすい気候になりました。空や水も澄み、ここから先は秋の気配が日に日に深まります。歩きやすい気温ですので、森の散策にはピッタリの時期。写真は、永谷池をスタッフが撮ったものです。森の一部に手が入って見通しが良くなりました。
★森の木の実たち
森の中も少しずつ秋めき、木の実が鮮やかに色を付けはじめます。そんな芽ぶきの森の秋の主役たちをご紹介します。
●クサギ
ひときわ目を惹く赤と青のツートンは、クサギの実です。夏は花の華やかな香りで昆虫を惹きつけ、秋は実の鮮やかな色で鳥たちを誘います。日本の山野に普通に生える樹木ですが、見どころの多い木だと思います。
●ミヤマガマズミ
芽ぶきの森に多い種類の木です。初夏に白い花を咲かせた後に実をつけ、秋にはこのように、鮮やかな赤に変わります。芽ぶきの森のハンゲショウの湿地付近が見やすいです。
●ウメモドキ
こちらも赤い実です。赤い実がなる種類はいくつかありますが、まん丸の実が、枝に直接くっついているように見えるのが特徴です。
●ヤマグリ(シバグリ)
もともと山野に自生するクリで、栽培種と違いその実は小ぶりです。食べられなくはないのですが、小さいぶん皮を剥くのが一苦労。どちらかというと観賞向きです。この時期、足元に「イガイガ」がたくさん落ちていますよ。
—————————————————————————————————————–
以上、この時期に確認できた森の木の実たちでした。散策の際、良かったら探してみてくださいね。
★その他のお花たち
●ヒガンバナの仲間(リコリス)
果樹園~里棚田のエリアに、ヒガンバナの仲間が各色咲いています。お彼岸をピークに咲き切った花の数も増えてきますが、まだもう少し楽しんでいただけます。写真は黄色のリコリス。果樹園に咲いています。
●ヨメナ
いわゆる「野菊」の一種です。里棚田のエリアに自生しており、その一角の作業庭(畑)でも栽培しています。派手さはありませんが、里のエリアにふさわしい可憐さで秋の里を彩ってくれています。
————————————————————-
今回は、森の木の実を中心にご紹介しました。紅葉の開始にはまだ時間がありますが、今から楽しめる鮮やかな木の実たちは、秋の訪れを確実に教えてくれます。
森の散策が楽しい時期です。ぜひ、遊びにおいでください。