————————————–2021.7.8「小暑」

二十四節気「小暑」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

節気にも「暑い」という文字が入り、夏本番を迎える時期となりました。関西は例年、この小暑の時期に梅雨明けを迎えます。近年の夏の日中の暑さは、身体にこたえるものがあります。日中の散策では、しっかり対策をしてお越しください。

●公園と水辺
公園には、永谷池をはじめとして、紅葉谷、水景棚、谷あい、滝、じゃぶじゃぶ池など、水辺がふんだんに配置されているのが特徴。

 

また、この時期は里棚田の田んぼの稲もすくすくと育っています。

水の風景は、見ているだけで何となく清涼感がありますね。

それぞれに表情が違いますので、各水辺を訪ねて歩くのも楽しみのひとつです。
また、水辺には水辺の(水辺を好む)植物が植わっているもの。この時期に見られるそんなお花たちをいくつかご紹介します。

●スイレン
水景棚の一角に、スイレンがまとまって咲いています。公園のスイレンは、ピンクと白の2色。6月頃から咲きだし、最初は白が、徐々にピンク色が咲いてきます。この時期は、1日10個近くの花が見られることも。

●ハス
7月に入り、ハスの花が咲き始めました。スイレンに比べると、少し遅めの花期となります。水面すぐで花を咲かせるスイレンに対し、ハスは水面から長く伸びた茎の先に花が咲きます。花色はピンクが主流ですが、白、黄色などもあります。公園では、ピンクと白の花色が見られます。

●ノカンゾウ
体が水中にあるタイプではありませんが、湿地を好む植物です。公園では、紅葉谷の奥のほか、谷あいの傾斜地にも生えています。鮮やかなオレンジ色の花を咲かせ、遠くからでも目を惹きます。一日花で、一つのお花は一日で終わるのですが、次々に花が咲きます。

★その他の見ごろのお花たち

●キキョウ
秋の七草に名を連ねますが、初夏のこの時期から咲いています。真夏は一旦花が休み、初秋にまた咲く多年草です。公園では株が点在しており、里棚田、作業庭、紅葉谷などのほか、白花が観月楼デッキにあります。

●カワラナデシコ
同じく秋の七草です。こちらもキキョウと同じく、夏のはじめから花を咲かせ、真夏は休んで秋にまた咲くタイプです。同じく、紅葉谷や里棚田で見られます。

また、7/10(土)~7/19(月)の期間、「ARTCOM2021」が開催されています。京都芸術大学の学生さんの作品が、お庭やギャラリーに展示されています。お庭とアートの融合を楽しめる絶好の機会ですので、是非足を運んでみてくださいね。

詳細はイベントページから。→「ARTCOM2021」


< 過去の記事 公園よろず手帖 トップ 新しい記事 >