二十四節気「立冬」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

2020.11.7「立冬」

★冬の入り口
暦の上では冬の節気に入りました。しかし、例年この時期(11月中旬)が公園のモミジは一番の見ごろです。観月橋から見下ろして、右を見れば紅葉谷、左を見れば水景棚。どこを見渡しても赤や黄色の錦模様です。



本日11/6(金)現在、見ごろ情報は「まもなく見頃」でのご案内です。木よって色の変化に違いがあり、またどうしても木の上の方から色が変化するため、「どこを見頃とするか」は毎年悩ましい問題です。現在は、トータルで見てバランスの良い状態を「見頃」としています。しかし厳密には「色づき具合は木によってそれぞれ」ということ、お含みおきいただければと思います。

★紅葉ライトアップ
11/3(火・祝)から11/29(日)までの金・土・日・祝は、紅葉谷のライトアップを実施しています。駐車場も併せて延長していますので、灯りに照らされる幽玄なモミジをお楽しみください。

★「おおきの谷」~「光の峠」ルートの開通
台風による倒木被害により、しばらく不通だった上記のルートが開通しました。

  
池沿いのフラットな道に比べると、階段が多く上り下りがあります。歩きやすいお足元でチャレンジください。春はコバノミツバツツジが綺麗に見られます。いつものお散歩ルートのバリエーションとしてもどうぞ。

★季節のお花たち
〇ツワブキ
晩秋、お庭の足元を鮮やかに彩るキクの仲間です。苔とのコントラストも美しいです。常緑で日陰にも強く、お庭に植えると重宝する植物のひとつです。これからしばらく楽しんでいただけます。

〇ナンキンハゼ
観月楼の建物脇に木があります。鮮やかに紅葉するため、近年は街路樹にもよく使われています。茶色い実が熟して割れると、中から白い種が覗きます。この実は鳥が好む実のひとつで、ついばむ姿もしばしば目撃されます。

〇ススキ
秋におなじみの植物ですが、池沿いの大株が見ごろです。ここから穂が開き、種が風に乗って散る様子まで、日々その変化を楽しめます。株によって少しずつ穂の色が違うのも見どころのひとつです。

★冬の里棚田
稲刈り後の田んぼに、わらの小屋が登場しました。脇にはミニサイズの小屋も並んでいます。冬の写真スポットとしてご活用くださいね。

その他、永谷池には冬の水鳥たちも飛来しています(次回の見どころ情報で、その様子をご紹介したいと思います)。秋から冬にかけ、景色や生き物たちは大きくその姿を変えていきます。その日、その時にしか出会えない彼らに、ぜひ会いに来てください。


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