二十四節気「啓蟄」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。
2021.3.5「啓蟄」——————————————-
「三寒四温」を人が肌で感じる頃、冬の間眠っていた植物や生き物たちが動き始めます。啓蟄です。
★芽ぶきの森の工事終了について
長い間お待たせをしておりました、芽ぶきの森の園路工事が終了し、3月5日(金)より全ルート開通しました。以前より歩きやすく快適なウォーキングがお楽しみいただけるかと思います。今回は芽ぶきの森の見どころ紹介はありませんが、これからの季節、春の草花でいっぱいになりますのでぜひ歩いてみてください。
★アセビ
3月上旬から咲き始めるアセビ。紅葉谷に多いのは白色ですが、うす紅色も巨石群のあたりで見ることができます。アセビは漢字で「馬酔木」と書きますが、「馬が食べると酔って足がなえる」ことから来ているそうで、枝葉に有毒成分を含んでいます。
★サンシュユ
紅葉谷でぜひ見ていただきたいもうひとつのお花です。別名をハルコガネバナ(春黄金花)といい、葉が出る前に黄色い小さな花を咲かせ、冬のお庭をぱっと明るくしてくれます。観月楼から紅葉谷へとつづく出口付近にあります。
餌やりデッキは鯉のえさやりを楽しむ子供たちで賑わうため、子供から大人まで楽しめるようにと可愛らしい球根植物が植えられています。今のみどころは…
★スノードロップとティタティタ
下向きに白い小さな花を咲かせる姿が人気のスノードロップが咲いています。花がまだ少ない寒い時期に咲くため、餌やりデッキでは春を告げる花となっています。他にも、ティタティタ(黄色いスイセン)も見ごろです。ティタティタはニホンスイセンよりもずっと小さく、ミニスイセンと呼ばれる系統の一種です。どちらも小さく少し見つけにくいので、見つけたときには「あった!」と言いたくなるようなお花です。
★トサミズキ
屋上棚田から果樹園に向かう道沿いで目を引くのがトサミズキです。こちらもサンシュユと同じく葉が出る前に花を咲かせます。穂状に垂れさがっているのが特徴です。漢字で「土佐水木」と書くのは、土佐(=高知県)が自生地だからだとか。園路沿いにありますので、ぜひ近くに寄って愛でてください。
寒い日や暖かい日が交互にきたり、風の強い日が続いたりなど、体調管理にはちょっと大変な気候ですが、春を告げる植物たちはどんどん花を咲かせていますので、春を感じに公園にお出掛けしてみませんか?