二十四節気「夏至」の更新に合わせ、こちらのページで水景園の見どころを紹介いたします。

2020.6.21 「夏至」

★ハンゲショウのある景色

ハンゲショウは、葉の一部が白く色付く多年草です。

園内では、大きく2か所でご覧いただけます。ひとつは、里棚田エリア・棚田の脇。もう一つは芽ぶきの森最奥の湿地です（写真）。

この季節「夏至」の末候は、「半夏生ず（はんげしょうず）」と名付けられています（二十四節気の説明はこちら→■）。ここでいう「半夏」とは、カラスビシャクという別の植物。ハンゲショウは、この「半夏生ず」の候に白く色付くことから名付けられたと言われています。夏至を代表する植物のひとつです。

★季節のお花たち

・アジサイ（紅葉谷ほか）
梅雨に入り、アジサイは鮮やかさを増しています。しばらく見ごろが続きます。
様々な色合いがあり、入り口近くの傾斜地には八重咲きや斑入りの園芸品種もあります（写真）。お気に入りの花色を見つけてみてください。

・ヒメシャラ（紅葉谷/餌やりデッキ/水景棚）
直径3㎝ほどの白い清楚なお花を咲かせる花木です。なめらかな樹皮も美しく、近年は庭木としても人気があるようです。

・ユウスゲ（水景棚）
観月楼寄りの水景棚に、淡い黄色い花が咲いています。ユウスゲのお花です。夕方から翌朝にかけて咲くのが特徴。開花時間の大半は閉園時間と重なってしまいますが、朝いちばん、もしくは閉園間際の時間帯だと見ていただけます。

下の写真は、暑い日の朝10時。10時を過ぎると、花びらが透けてしまいます。開園直後にご覧くださいね。

・芽ぶきの森の実ものたち
 花のあと、森の木の実が少しずつ実ってきています。このような木々の変化も森散策の楽しみのひとつですね。
  
左（上）からタカノツメ、コウゾ、ナツハゼ、コナラです。ほかにも、色んな種類の実を見つけられますよ。

1年でいちばん日の長い季節を迎えました。晴れ間の暑さが身に沁みる季節ですが、みなさまご自愛のうえ公園まで遊びにおいでください。

園内で見られる黄緑色の鳥、カワラヒワです（つがいで飛んでいるのをよく見かけます）。