水景園のモチツツジが見頃を迎え、瑞々しい新緑の美しい季節が本格的に到来しました。

二十四節気は「立夏」となり、暦の上では夏のはじまりです。

この季節、観月橋から望む景観で目に入るのは、鯉のぼりや紅葉谷の新緑でしょう。

肌に触れる心地よい風、園内のせせらぎに耳を澄ませるなど、五感で水景園の初夏をお楽しみください。

 

■モチツツジ/芽ぶきの森各所…その名の由来は腺毛がたくさんあり、粘つくことによるといわれています。明るいピンク色で芽ぶきの森を彩ります。

■カキツバタ/山棚田…花弁の付け根に白い模様が入るのが「カキツバタ」。立夏以降、多く開花していきます(5/5現在はつぼみの状態です)。

■シャガ/巨石群など…アヤメ科の植物です。繊細な模様の入る花弁も魅力的ですが、艶やかな葉も美しく、繁殖力旺盛です。里山の湿った場所で多く見られます。

■シラン/紅葉谷…ラン科の植物で、白色や紫色の品種もあります。ランの花のなかでも育てやすく、日本庭園にもよく植栽されています。

 

 


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