二十四節気「芒種」「夏至」の頃の景園の見どころを紹介いたします。

—————————————————–(2023.6.17更新)

関西の今年の梅雨入りは5/29。例年6月上旬~中旬頃になる事が多いのですが、今年は特に早く5月の梅雨入りとなりました。これから梅雨の真っただ中になりますが、雨のやみ間を狙って是非、お越しくださいね。

★観月楼デッキ工事のお知らせ

6/19(月)~7月末頃まで(予定)、観月楼デッキの貼り替え工事が行われます。今回は合わせてスロープ等も貼り替えがありますので、デッキ全面に立ち入りができません。水景棚方面からも入れませんので、ご注意ください。また、鯉の餌やりも水上舞台のみとなります。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

詳細はこちら→「観月楼デッキ工事のお知らせ」

★見ごろのお花たち

●ハンゲショウ
6月になるとお問い合わせの多い植物のひとつです。葉の先が白くお化粧しているように、白く色づきます。その様子から「半化粧」とも書かれますし、七十二候の1つである「半夏生」(毎年7月2日頃)の頃に色づくのが由来ともされています。森の奥と田んぼの脇に群生がありますが、日当たりの関係か、田んぼの方が例年色付きが早いように思います。6/19現在、田んぼ、森の奥ともに色づいており見頃です。初夏らしい、爽やかさのある植物ですね。

●アジサイ
こちらもこの季節の見頃の植物。園路の各所や紅葉谷に点在していますが、入り口から観月橋に向かう下の斜面にも群生があります。この場所は濃い青色で統一されており、目の覚めるようなブルーの波に見とれてしまいます。青は酸性、赤はアルカリ性で鮮やかに咲きますが、日本の土壌は酸性寄りですので、青が多いと言われています。植物全体で見ると青い花の割合は少ないので、湿度の高いこの季節、さわやかなブルーのお花が目に付くのは有難いですね。

●オカトラノオ

初夏、芽ぶきの森で見られる植物です。白い小花を、まるで長い尾のように穂状に咲かせています。「おおきの谷」から森の奥に向かう順路の右手に群生しています。こちらも爽やかな白花で、散策中に出会うとその清楚さにはっとします。

工事と梅雨の真っただ中ではありますが、この季節ならではのお花もあります。是非、遊びにおいでください。


< 過去の記事 公園よろず手帖 トップ 新しい記事 >