昨年に引き続き今年も8月22日(土)・23日(日)に「妖怪園」を開催します。
なぜ、けいはんな記念公園で“妖怪”なのか…。
それは、妖怪が日本の文化と自然に深く深く関係していて、“文化と自然を大切にする”がテーマのけいはんな記念公園にぴったりの存在だからです。
「妖怪園」では、近世~近代の絵巻などに描かれた妖怪たちをチラシや灯篭に使っており、今回のブログではそれらの妖怪たちを少しだけご紹介します。
画像資料提供:国際日本文化研究センター

誰もが知っているとても有名な妖怪からご紹介。着物を着た女性で描かれることが多いですが、近代にはシルクハットをかぶったろくろ首も出てきます。首が長くてにょろにょろしていたら、ろくろ首と呼んでよさそうです。
『化物尽絵巻』北斎季親画 江戸時代
後目[うしろめ]・親にらみとも呼ばれるようです。
後頭部?に目が1つだけあり、鋭い大きな爪を1本持っています。どのような妖怪なのかは不明ですが、親の心を見透かす子どもなのか、それとも見ていないようで見ている親心なのか…。
『化物尽絵巻』北斎季親画 江戸時代


おどろおどろ、毛一杯[けいっぱい?]とも呼ばれます。こちらもどのような妖怪なのか詳しくは分かっていませんが、名前から察するに出会いたくないくらい恐ろしい見た目のようです。
『化物尽絵巻』北斎季親画 江戸時代
琵琶牧々[びわぼくぼく]という琵琶の化物もいるようですが、この絵の琵琶妖怪と同一人物なのかは怪しいところです。手綱で引き回されているのは琴の化物にも見えます。
『土佐光起百鬼夜行之圖』玉水画 制作年不明


「瓢箪で鯰を押さえる」ということわざから生まれた妖怪…なのでしょうか。つかみどころのないはずの鯰が瓢箪に操られているのが面白いポイントです。
『化物婚礼絵巻』制作者不明 江戸時代
濡女[ぬれおんな]という呼び名の方が一般的。海や川にいて常に頭が濡れていることが名前の由来です。
出会った人の生き血を吸う怖い妖怪で、一説にはとてつもなく大きいとか…。
『化物尽絵巻』北斎季親画 江戸時代


牛鬼または土蜘蛛。日本各地に伝承が残っているが、いずれも獰猛で出会うと危ない妖怪。人間が小さく描かれるくらい大きな妖怪のようです。
『化物婚礼絵巻』制作者不明 江戸時代
朝ドラでも話題になった「怪談」。今年の「怪談の会」は、昨年に引き続きご登壇いただく妖怪文化研究家の河野さんに加え、講談師の旭堂南龍さんもお迎えしての開催です。
“怪談を聴く”ということは、目の前にいる話し手の声を聴き、自分で想像力を働かせ、自分で映像化していくことです。つまりは人それぞれの“怪談”が生まれるということ。そして妖怪も人の心が生み出した存在です。今年の夏は自分が創り出す怪談と妖怪でひんやりしてみませんか?